お城編。
今回時間がなくてダブリン城には行けなかったので、skerriesから二駅で行けるMalahideへ行ってきた。
広い公園にお城があり、中はガイド付きでの見学が出来る。
娘がどうしても行きたいと言うので、午前は園内のキッズパークで遊んでピクニックしたあとお城へ。
ここの公園の遊具がかなり充実していてここでずっと遊んでいたかったみたい。
さて、このお城、歴史的背景は、やっぱりイングランド絡みです。
さかのぼること1174年、アイルランド遠征へ向かったヘンリー2世の一行、そのうちの騎士リチャード・タルボットがマラハイドを与えられた。
1185年に城を建て1973年にタルボット卿がなくなるまで約800年、タルボット一族が住んだ、、、ってすごくない?
これガイドから聞いた時、最近まで住んでたの?ってびっくりしたのを覚えています。
ガイドはもちろん英語なわけですが、娘も一緒ツアーに参加、さて理解できるのでしょうか?
しっかり聞いて見ていました。
アンティークな調度品はもちろん、絵もたくさんありました、、が多くの絵が作者不明のようです。
多くはタルボット家の肖像でした。
一際目を惹いたのはこの絵。
ガイドが言うには霊魂が取り憑いてるいて、階段を登りながら見ると女の子の目が追いかけてくるという、トリック、トリックアートですね。
娘はソワソワしていました 笑
そして最後にダイニングへ行きました。
アイルランドとイングランドはずっと戦いを繰り返してたわけだけど、このお城もその歴史はもちろん辿ってる。
1620年、カトリック国王ジェームズ2世とプロテスタント国王ウィリアム3世が国王の座を巡って戦ったボイン川の戦いでタルボット家はジェームズ2世を支援し、イギリス軍にはつかず、カトリック教徒としてジェームズ2世率いる、アイルランド/フランス連合軍側で戦った。
ある朝、14人はこのダイニングで朝食を摂って、戦いに出た、黄昏時に、ここに戻った者は1人もいなかった、というエピソードが残っている。
こういう話ってアイルランドとイングランドの歴史を知らないと、へ~って終わってしまいそうなんだけど、あまりにも悲しい歴史がアイルランドにはあるので、増してこの家の者が、元はイングランド出身なのに、アイルランド勢に加勢し、殉職したとなると、なんだか感慨深いものがあるなあと私はガイドの話を聞いて思ったのでした。
最後にここにはお茶目なオバケがいると教えてくれた、アイルランドでは有名らしく、その名はポック、娘が興味津々に聞いて、ガイドが去った後もポックを探してた。
以上、お城編でした。