アイアンガーヨガは、伝統的なヨガを解剖学的な見地から B.K.S.アイアンガー師が理論的に進化させたもので、現在のほとんどのヨガがその影響を受けているといっても過言ではありません。
基本的なアライメント(正姿勢)のとり方を学ぶことで、自分自身のアーサナを正しく理解し深めることが出来ます。
ヨガには精神・肉体両面の統合をうながすとともに、内面と外面のバランスがとれる「正姿勢」alignment(アライメント)の 感覚をつちかう働きがあります。
真の正姿勢とは、内的な気づきが身体のあらゆる細胞や繊維・皮膚・骨格に行き渡ることを意味します。
アイアンガーヨガは肉体と精神の柔軟性やリラクゼーションを得ることに加えて、強靭さとスタミナを増進させ体の歪みを正していくことに重きをおいています。
さらに、経験が浅くても故障歴があっても、様々な道具類を使うことでヨガの効果を最大限に引き出せる点が、他のヨガとの大きな違いと言えるでしょう。
たとえヨガの初心者であっても、いくつかの簡単な道具を使うことで過度な緊張やケガを恐れることなく、徐々に強さや自信、柔軟性を築いていけます。
軟らかく弱い部分を強く、硬い部分に柔軟性をつけていくことで身体の動きをよりスムーズにし、疲労を回復させていきます。
全てのアサナにはそれぞれ違う効果があり、初心者はまず強さとスタミナを増進させ、柔軟性をつけて筋肉の流れと歪みを整えていくアサナを学びます。
継続することで、肉体面の疲労が取り除かれ神経系統の流れもスムーズになります。
同時に心理面でも、安定した集中力が得られ、それゆえストレスも軽減されます。
継続して練習することによって身体の内的な強さや体内に持ち合わせている治癒力や抵抗力を高められると同時に、痛みが和らいで、問題の症状だけでなくその原因と向き合うことが可能になるからです。
生理中やなんらかの疾患のある場合でもそれに合わせたカリキュラムが組まれ、あらゆる年齢・身体上のコンディションに応じて行うことができます。
ヨガのポーズ(アサナ)を修練していくことで、意識は体の隅々まで巡らされ、微細な動きを深く感じるようになります。
意識はさらに呼吸へも向けられ、心と身体と呼吸が一体になった時、自身の中に静寂さと充実感を得られます。
現在、代替療法が従来の療法よりも健康増進に効果があるという認識が世界中で高まっています。
ヨガの技法は、特定の病気や障害のある人にも役立ちます。
人生をより良くしたいと望むそうしたすべての人々に、ヨガは役に立つことでしょう。
★アイアンガーヨガは認定指導員でなければ教えることは出来ません。
又、認定指導員でなければアイアンガーヨガの名を使用することは出来ません。